mtk13465003's diary

素敵な七十代を楽しく生きるために!

決勝リーグ進出は一次リーグの3試合を通して最後に決まるもの

サッカーワールドカップを見て思いました。
一次リーグが3試合行われるということは、3試合を通してそれぞれのチームの戦術とまみえ、自分たちのチームの戦術を対戦するチームにぶつけていきながら、練り上げていくという意味があるのではないでしょうか。
私は監督ではありませんしサッカー通でもありませんから、難しい戦術について生意気なことは言えませんが、日本チームを見ていると、一戦目に勝利する事の比重が日本全体にあまりにも大きすぎて、選手も初戦へのプレッシャーで固くなり、逆転された精神的ショックが後を引いているように思えてなりません。そのために冷静な判断力を失い、得意とするパスをつなぎながら相手のスキを突くという戦術が影をひそめてしまい、前のめりになり過ぎていたのではないでしょうか。
ギリシャチームを見ていると、一戦目勝ち点ゼロ、日本との二戦目、退場選手を出し一人少ない中で引きわけの勝ち点1、三戦目のコートジボアールに勝利し勝ち点4で決勝リーグへ進んだのです。日本との戦い方を見ていると、日本の、相手ゴールに向かうサイドからサイドへの高めのボールは長身にものいわせて、ほとんど味方ボールにし、ゴール前を固め日本のゴールを許さなかったのです。前のめりの攻撃的な日本チームに対し冷静な守備がゴールを守ったという感じでした。
絶対とされた一戦目の勝利を逃し、勝つと信じた二戦目も引き分けて、追い詰められた日本はコロンビアに勝ち越し点を与えたところで力尽きたのです。
戦い終えて、選手たちのコメントを聞きました。彼等は反省と4年後のワールドカップに向ける熱い思いを語りました。これこそスポーツの素晴らしさだと思いました。同じインテルのチームメイトであるコロンビアの選手が長友選手の肩を抱き、「また同じチームで頑張ろう」と励ましている映像には思わず胸が詰まりました。