mtk13465003's diary

素敵な七十代を楽しく生きるために!

年齢を重ねるほど青春は美しい

 今週のお題「私がアツくなる瞬間」

 私が何より心配したのはお天気のこと、最近の予報は「曇り、雨、所によっては雷雨、陽が出れば陽射しも強くなりますから晴雨兼用の傘をお持ちください。」これでは上着のことも考えなければならないから荷物が多くなってしまい、足の不自由な者は気持ちが沈んでしまう。でも拾う神はあった。

 24日の朝は薄曇りだったのに、薄日が射し、爽やかな5月の風が肌を撫でていく。帽子だけの身軽な出で立ちを決めて集合場所の駅に向かった。

 今日こそ外出できるようにと体調管理に努めた甲斐あって、同級会への参加が叶い気持ちも弾んでいる。駅構内で大きなプラカードを掲げた人に会ったので、まさかと思い文面を読んでみると、私が卒業した高校の同窓会の案内だった。この季節、同級会や同窓会が花盛りなんだと思いながら「ご苦労様。」と心で言った。 

 焼津駅に集合したのは九名、同級会の通知を出してスタートした会ではなく、一番遠くの横浜在住のkが声掛けして始まった会なので、参加は自由、声掛けした相手の出欠によって人数は増減する。今回幹事のMが参加者を見て大型タクシー(9人乗りの

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長い冬眠から覚めました

今週のお題ゴールデンウィーク2015」

 長い冬眠から覚めたような気分で、真白なカレンダーの五月一日の日付にはなまるを付けました。決意の表れです。
 こんなにひどい花粉症と腰痛に見舞われたことはなく、ティッシュとマスクで流れるような鼻水は押さえられたとしても、目じり、目頭、まぶた、目の中の痒みは目薬も効かず、日に何回もシャワー蛇口で洗い流し、氷水で冷やして痒みを抑えようとしましたが無益でした。涙と腫れで眼が開かず、パソコンも読書もストップです。おまけに腰痛が出て5か月間はひどいものでした。私の周りではお祝い事やお悔やみ事などありましたが、すべて夫頼みで情けない限りでした。その私に喝を入れてくれたのは、友人と娘、明日香の電話でした。
 「体調はどう?5月24日は井ノ宮小学校の同級会だけど、体調を整えといてね。水鳥君の案内役でもうコースの下見も出来て、印刷係の千紗子さんがもう発送してくれたようだからそのうちに届くと思うけど。それから水鳥君のコンサート行ってきたよ。水鳥君はチェロリストでなかなか素敵だったよ。お仲間はほとんど音大出身者で会社を退職した人達のようだけど、水鳥君のように音楽は趣味の域からスタートして、音大出の人達と楽団を組んでいるなんてすごいよね。じゃあ当日は焼津駅集合だけど、そこまでどうするかまた相談しようね。克己さん(私の夫)によろしく。」
 体はげんきんなもので、花粉情報で花粉はスギからヒノキに変わりましたと聞くと、症状も少し軽くなったような気がしましたが、彼女の電話の声が、5月の叫びが私の体に一気に新風を吹き込んで私を目覚めさせてくれました。そのわくわく感をさらに増幅させ、腰痛を和らげてくれたのが明日香の電話でした。
 「お母さん、どうしたのよ。心臓に異常でもあったの?何回メールしても無しのつぶてだから心配しちゃった。パソコンチェックしなかったでしょう。キーガンも心配してるよ。それで今は体調回復したの?病院もちゃんと行ってる?先生の話もよく聞いて、解るまで質問して、ちゃんと守らなきゃあだめだよ。ああ、それからお父さんとお母さんの誕生日も過ぎちゃったけど、母の日にキーガンと連名でメッセージカード送るから。お母さんが心配だからこれからは2週間に一度ぐらい電話して。それから送ってもらいたいものが有るんだけど、またメールするね。」
 ああ、だんだん私に似て来る娘の話ぶりに何をかいわんやといつものことながら苦笑するが、誕生日カードもクリスマスカードも母の日メッセージも一緒になったりするところは私とは違うと思いながらも、地球の反対側から母への気遣いを示す娘に愛しさを感じてしまうのです。
 五月一日のはなまるを見ながら、24日に井ノ宮小学校の同級会と書き込みました。ゴールデンウイークはまだ続きます。桜は見ず仕舞いでしたので、城北公園の満開のつつじを見に行って図書館に寄ってきたいと思います。

 

 

浅間神社は子供の遊び場

今週のお題「記憶に残る風景」(2)

春はお花見、秋は山に登って木の実拾い、夏は虫かごとたもを持って蝉取り、冬は海から上る初日が富士の頂を染めていくのを見ながら、一年の誓いをたてる。

一年中、境内にも山にも人を招いて自然と私達を結び付けてくれる神聖な遊び場、園児達の遠足、七五三のお祝い、結婚式、朝の散歩、池の鯉を見ながら語らいのベンチで友との待ち合わせ。

私が生まれた時からずっと何かの折には心を和ませてくれた静岡のシンボル、浅間神社が、最近では中学高校の学習活動のコースになってきたことを嬉しく思う。

浅間神社今川義元が建立したものだが、人質にしていた徳川家康が勢力を持ち今川家を滅ぼして以来、今川家が徳川家に遠慮して、建築技術は久能山東照宮にも劣らなかったのに歴史的価値が低く見られたという言い伝えがある。中学生や高校生が久能山東照宮とこの浅間神社を同時に学習しようとする意図が見える。

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薩摩土手が毎日の買い物コース

今週のお題「記憶に残る風景」(1)

薩摩土手が一年のうちで最も輝く時です。だから春はこの土手が私の買い物コースです。

なぜ「薩摩土手」と名づけられたかというと、徳川家康駿府城を構えた時、安倍川の氾濫に備えて薩摩藩にこの土手を築かせたので、そのように名づけたと言われています。

ご近所同志がお弁当を開いて歓談するのも楽しいし、背景に出身小学校の建物が覗くのもいいものです。

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「憧れ」は年とともに「懐かしさ」へ

今週のお題「憧れの人」
3年前の5月のこと、夫の小学校時代の友人が寄ってくれた。
「東北の大震災の跡はすざましいものだった。大学と友人たちを訪ねたが何とか生き延びていたので、夏にはボランティアに来るからと言って一旦帰ってきた。」との報告に、新潟の中越地震以来山古志村の高校生と交流を持ち看護師になった彼女やその家族との交流が今も続いている夫の話などが入り混じって自然災害の少ない静岡は何という幸運なんだろうという話に落ち着いた。
Rくんは中高大は違う学校だったそうだが、小学校時代はとても夫と気が合い親友だったので、横浜に住んでいるのにわざわざ静岡へ寄り道してくれるのだ。その彼の話の中に私がもしやと思う人の名前が登場した。小学校の5、6年の時私と同じクラスで、それ以来中高大の青春時代は全く交流もなく、口を聴くこともなかったが、私が密かに憧れていた人だった。聞きかじっていくと私の憧れの人に間違いなかった。同じ横浜に住んでいて高校が同じだったので仲良くしていたというのだ。一寸ドキドキなんかして変な気持ちだった。
それから何週間か経った頃、突然「わたし、横浜に住んでいるKと言う者ですが、突然電話してすみません。R君からMさんのことを聞いて、懐かしくてあの頃の皆に会いたくなりました。用事で静岡へ行くので次の日曜日に会いませんか?もしご都合がよければ11時に市立図書館の前で待っています。」との電話、R君が話したんだなと思いながら、果たして60年来会ったこともない人と会って、お互いに分かるだろうかといささか不安になる。
日曜日、誘ったTさんが風邪で外出は無理なので、「Mちゃん、K君に会ってその報告をして。」ということで10時40分頃図書館の前に行く。図書館の前は空いていた。一回り見回しただけで、お互いに相手が分かった。「初めまして」はおかしいので「お久しぶりです。60年ぶりかしら。」で始まって、向かいの喫茶室で話は大いに盛り上がる。Yちゃん、Tちゃん、Eちゃん、S君、M君など、K君が持ってきた小学校時代の記念写真を見ながら寸劇のような場面場面が次々と浮かんでは流れる。次に会う時は同窓会にしよう、名前も考えよう、そんな話をして別れる。
60年という年月は、「憧れ」という個の甘さより「懐かしさ」という集団の感動に色付けされ、より価値あるものに高める。
翌年の会は「築山」と名付けられ、Eちゃん主導の久能山東照宮の案内で日本平ホテルでのランチ、次の築山会は、M君の所属するボランティア管弦楽の鑑賞会を予定している。
「築山」の由来は、今でこそ鉄筋コンクリートの校舎になってしまったが、当時は木造の校舎で素敵な築山があり、何かの記念日には築山をバックに写真を撮った。だから私たちの小学校時代の写真には必ず築山が映っているのだ。
NiceSeventyは私のブログ名だが、私を取り巻く人たちは皆NiceSeventyを謳歌している。その中でこれと言って何の取り得もない私も素敵な70代の仲間入りさせてもらっていることを幸せに思う。

 

 

 

 

秋の気配は色と共に

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散歩道の柿の実が色づいて10月を招く

私も半袖の夏服を片付けて、秋色のカーディガンをハンガーにかける。

待ち遠しかった秋が駆け足で去らないように、心に秋を一杯詰めよう。