mtk13465003's diary

素敵な七十代を楽しく生きるために!

この夏最大のご褒美を有難う

今週のお題「2013年、夏の思い出」
第二の人生と位置付けて一から取り組んだブログへの挑戦です。結構お喋りで、人付き合いも嫌いではなかった私ですが、病気というのは人を内向きにしてしまうものです。生きるために大きな手術も頑張ったのだから、パソコンで娘とのメール交換でもしたらと進めてくれたのは夫です。パソコンを買い、目的を「メールを打てるようにする」の一点に絞ってパソコン教室に4回通い、どうやら打てるようになりました。
すると次々やりたいことが増えてきて、プライベート日記を書き、「なぞなぞ認証」を付けて親友のメル友一人だけに読んでもらうことにしようと決めてから実行に移すまでには2か月ほどかかりました。ヘルプを出しては何度も読み、参考資料を読んでは躓き、用語の意味が分からなくては夫に聞き、しまいには「うるさい」と叱られるほどでした。はてなの窓口には何度お世話になったか分かりません。それでもメル友から感想や意見や、時には私の愚痴を聞いてもらうようになると、また欲が出て来たのです。名前も顔も分かる知人だけのやり取りではなく、名前も顔もどこの誰かも分からない方とのブログ交換はできないかと思うようになりました。でもそれは、私にとっては大きな勇気と決断のいることでした。自分が他人のブログを読むことができる興味よりも、自分のブログを他人に読まれる不安は何倍も大きいものでした。だから、はてなから送られてくるはてなブログやブロググループの誘いのページを何度読んだか分かりません。窓口への質問も何度もしました。ついに意を決して、ブログを立ち上げた時には何を書こうかと悩みましたが、先ず自分を紹介するしかないなと思い、ブログ開設の挨拶をしたような気がします。
「生きることは物語を作ること、それは哲学すること、生活の中のぐるぐるしたことは、実はすごく哲学することなんじゃあないかな。」このcimacoxさんの文が、これまで私が迷い悩んできた気持ちを一気に吹き飛ばしてくれました。それから「今週のお題」への投稿を始め、7月頃から読者が2~3人の出発でしたが、誰かが私のブログを読んでくれる、私も出来るだけたくさん読もう、こんな気持ちでした。最初はコメントを書くこともためらわれましたが、初めて書いたコメントに返事をもらったのが、ブログの楽しさを知った最初でした。
女子高生との交流もありました。
「71回目の夏が逝く」という素敵な写真を見て、同じ世代と思いながら書いた私のコメントに「同じ世代の方のブログに出会えて嬉しいです。」と返信をくださり大変心強く思いました。
何よりもこの夏、私に最大のご褒美をくださったのは、ジャズピアニストの若者の「70才にもなって誰も見ないような日常を描く、何も見返りのないことを続ける、こんな努力が誰にでもできるでしょうか。僕は手放しで応援させてもらいます。VIVA SEVENTY」の言葉です。今、こうしてブログを書き、インターネットを使えるようになるまでの私の、誰も知らないはずの努力を、この若者がきちんと評価してくださったことは、この夏私にとって最大のご褒美であったと心に刻んでいます。