mtk13465003's diary

素敵な七十代を楽しく生きるために!

名前に歴史あり

今週のお題「名前」
何年も前から幼稚園の卒園児の卒園証書を書いていますが、ここ数年、名前に変化を感じています。あまりにもお洒落で読めないし、性別も分からないのです。証書の書き手が園児の名前が読めなかったり、男か女かも分からないのでは話になりません。園長先生に名前にフリガナを付けるようお願いしました。フリガナを見ながら「へー、女の子だったんだ。こんなお洒落な名前誰がつけたんだろう。ご両親は日本人なのに。」と感心してしまうこともしばしばです。
私の友達に、娘さんがドイツ人と結婚した方がいます。2人のお嬢さんに恵まれて、孫の写真を自慢そうに見せてこう言ったのです。「パパが、日本人の名前には優しさと可愛らしさがあってとても気に入っているから、娘にも日本の名前を付けよう。と言って由美子と朋子と付けたの。嬉しいじゃない。」お祖父ちゃんお祖母ちゃんにしたらこんな嬉しいことはないだろうと一緒に喜んだものです。
私の娘は「あすか」と言いますが、彼女が生まれた時二人の兄はテレビマンガの主人公の「あすか」がいいと提案しました。私たちも万国共通の発音だと賛成しましたが、文字については夫と私の意見は違いました。夫は「飛鳥」がいいと言い、私は「明日香」がいいと主張しました。当時明日香村の遺跡発掘で話題になっていたこともあり、入学してから漢字の筆順に迷うようでは可哀想だと思ったのです。結局多数決で「明日香」に決まりました。
娘が4年生になった時、「生まれてから10年生きて来た歴史を書こう。生まれた時どんなだったかお母さんに聞いて書いてもいいですよ。」と作文の宿題が出ました。私は「明日香」という名前の由来を話してやりました。娘が「私の名前の由来の文の所にすごくたくさん💮が付いたよ。」と喜んでいたのを思い出します。名前にもそれぞれの歴史を感じます。