mtk13465003's diary

素敵な七十代を楽しく生きるために!

眠いのに眠れない辛い話

布団の上に起き上がって舌でどこの歯が痛いのか口の中を探ったがどこもかも痛くて分からない。指であれこれ押さえてみてもこれだと分かる歯はない。我慢できない痛みに冷蔵庫から小粒の氷を取り出して口に含む。ほっぺたに小さなアイスノンを当ててみる。布団に入って暫く我慢していたが眠いのに痛みは治まらない。とうとう最後の手段とケロリンを飲んだ。こんなことなら我慢することはなかったと思うほど早く寝付いたらしく、朝起きたらアイスノンは布団の外に飛んでいた。頼みのケロリンの効き目が切れてまた歯がうずきだした。開院の8時半を待ちかねて高橋歯科に緊急予約を入れてもらった。
先生は随分丁寧に診察してくださったが「歯にも歯茎にも痛みを引き起こすような異常は見られません。レントゲンも以前のものと比較して見ていますが傷やできものの心配も見当たりません。食べ物も飲み物も歯磨きも支障がないということですから一週間様子を見ましょう。痛くて我慢できなかったらケロリン飲んでいいですよ。」
診察が終わって家に帰ると、急に眠気が襲ってきて布団にもぐりこんでしまった。「昼飯何にする?」と夫に起こされて何時間も眠ってしまったことに気づいた。原因は結局分からなかったが、年をとれば原因が分からずあちこち痛くなるものだと自分に言い聞かせてしまった。昼食を済ませて一息つくとまた眠くなった。春のせいか薬のせいか分からないが眠りは人が元気になるためには必要なものだとつくづく思った。