mtk13465003's diary

素敵な七十代を楽しく生きるために!

財布の不思議

参議院選挙が公示されました。選挙に行く前に私なりに考えてみました。国家予算を分配した財布がA,B,Cと3個あるとします。
勿論分かりやすくするための例えです。Aの財布には発展途上国支援の予算、Bの財布には災害復興予算、Cの財布には私たち庶民の生活を支えるための予算が入っています。
議員さんたちは連休ともなると大挙してそれぞれの支援国へ出向き何億という支援を約束して帰って来ます。Aの財布にどれだけの予算が入っていて、どれだけ残っているのか私たちには分かりません。勿論発展途上国を支援することは国際社会にとっては大切なことで、日本がその一端を担っているというのは素晴らしいことです。でも財布の中身は分かりません。ともかくザクザクあるということです。
Bの財布の災害復興予算も議員さんたちが声を大にして叫ぶ割には、復興すべき本命にはなかなか届かず、何憶何十億という予算が流用されて別の所に使われている始末です。復興は被災者にとっても国にとっても大切なことなのに、要は財布の中には行き宛知らずの予算がだぶついているということです。
私たちにとって最も身近で庶民の生活に直結しているCの財布はどうかというと、本当に情けない状態です。3Kと言われる看護師や介護福祉師の待遇を少しでも改善するために高齢者福祉を切り詰めよう、生活保護費の不正受給が問題だから生活保護費を下げよう、若者の雇用対策支援を充実させるために高齢者の医療費の負担をお願いしよう、などこっちを減らしてあっちへ、あっちを減らしてこっちへ、ただ財布の中身を移動させているだけ、どうして財布の中身を2倍に増やして対応しないのか、だって中身がゆるゆるの財布だってあるのだから。それに景気は回復しているというのだから。解決策はそこにあると思います。
いつも不思議に思うのは、大企業がリコールなどで何百億の赤字などと発表しても数か月のうちに今度は何百億の黒字などと発表されることです。からくりは大企業はリコールなどの補償金や賠償金などは既にプールしてあって収益には何の影響もないということだと思います。そこで大企業に高額の税金をかけてCの財布を膨らめたらどうかということです。オバマ大統領が富裕層や大企業に税金をかけて大分混乱しているようですが、それくらいのこと日本でも考えてみたらと思います。
もし参議院が一党過半数を取ってしまったら日本の国はどうなってしまうのでしょうか。せめてねじれ国会を願うばかりです。