mtk13465003's diary

素敵な七十代を楽しく生きるために!

ホームベーカリー

今週のお題「2013年に買ってよかったもの」
朝食がパン食になって2年になる。
ご飯も納豆も味噌汁も大好きなのだが、納豆や味噌汁は夕食にも取れる。足りないものは何だろうと考えたら、乳製品、牛乳やチーズに果物、それに生野菜が先ず頭に浮かぶ。それでパンにチーズ野菜ハムを載せてオープンサンドトーストにしようということになった。飲み物は牛乳、それに果物にヨーグルトをかけて一皿。沢山食べているようでも量的には少しずつあれこれで、体調にはとてもよいのでホームベーカリーを買って、自分でパンを焼くと言いだしたのは私だ。
言い出しっぺは自分なので、ベーカリーが届くと説明書をよくよく読んだ。先ずとっかかりが大事なので、失敗のないよう説明通りの手順で、強力粉の分量、水の分量、砂糖やバター、塩、スキンミルク、ドライイーストなど念入りに計りの目盛りを確認した。4時間45分かかって焼き上がりのブザーが鳴るのを待ち構えて取り出した。
当たり前だが見事に焼きあがっていた。香ばしい香りが部屋いっぱいに広がってナイフが入るのを待っている。カリッとした周りとふかふかの白くて柔らかなパンに包丁を入れて三枚だけ切り取る。薄くバターを塗りとろけるチーズとレタスとハムをはさみ、トースターで焼く。
買ったパンと食べ比べた時はっきりと違いが出て、ホームベーカリーの勝利を確信した。夫の「うまい!」の一言も、味吟味してくれた友人の賞賛も、私にとって「ベーカリー買ってよかった。」という安堵に外ならなかった。
それからは3日に一度パンを焼き、レーンズやドライフルーツやごまなど入れたパンも作った。どれも好評だったが、気のゆるみがとんでもない失敗を生むこともある。パン羽を入れずにセットしてしまい、粉を捏ねることができないでぐじゃぐじゃになってしまったことがある。その時は内緒にも出来ず、片づけを手伝ってくれた夫に「ご免なさい」と言うしかなかった。
暮れにはホームベーカリーで餅つきもした。手返しもない一人餅つきは昔に比べれば淋しい限りだが、出来上がったお餅を見て驚く夫を見るのも、二人暮らしの幸せかなと思う。